3. だから、彼らは朝もやのように、すぐ乾いてしまう露のように、風で吹き散らされるもみがらのように、また煙のように、消え去るのだ。
4. わたしだけがおまえの神だ。 そのことは、エジプトからおまえを連れ出した時から、ずっと変わらない。 わたしのほかに、神はいない。 ほかに救い主はいないからだ。
5. あの乾ききって一滴の水もない荒野で、おまえの面倒を見てやった。
6. だが、たらふく食べて満足すると、高慢になり、わたしを忘れてしまった。
7. だから、わたしはライオンのように、また道ばたで待ち伏せるひょうのように、おまえに襲いかかる。
8. 子を奪われた熊のように、おまえをずたずたに引き裂き、ライオンのように、食い尽くす。
9. ああ、イスラエルよ。 わたしが滅ぼしたら、だれがおまえを救えよう。
10. おまえの王はどこにいる。 なぜ、その王に助けてもらわないのか。 この地の指導者はどこにいるのか。 おまえは王や指導者を頼みにした。 それなら、彼らに救ってもらうがいい。
11. わたしは怒って王を与えたが、憤って王を取り上げた。
12. イスラエルの罪は刈り取られ、罰せられるために積み上げられている。
13. イスラエルは、新生の機会が与えられているというのに、母親の胎内で生まれ出るのを拒んでいる子供のようだ。 なんと頑固で、愚かなことよ。
14. わたしはイスラエルを地獄から解き放ち、死から救い出すべきだろうか。 死よ、その恐ろしさをイスラエルに存分に味わわせよ。 墓よ、その災いをはっきり示せ。 わたしはかわいそうに思わないからだ。