1. イスラエルは風を追い、つむじ風の番をしている。 全く危険な遊びだ。 エジプトやアッシリヤへ、援助を求めて贈り物をするが、その報いは価値のない約束ばかりだ。
2. だが、神様はユダをも告訴しておられる。 ユダもその行ないのゆえに、公正に罰せられる。
3. ユダの先祖ヤコブは、生まれるとき兄弟と争い、大人になってからは神様とさえ戦った。
4. まさに、彼は御使いと格闘して、勝ったのだ。 彼は御使いに、祝福してくれるようにと泣いて頼んだ。 ベテルでは、神様と顔と顔を合わせるようにして出会った。 神様は彼に語りかけた。
5. まことに、主は天の軍勢の神であり、「主」と呼ばれるにふさわしい方だ。
6. さあ、神様に立ち返り、愛と公正の原理に立って生活せよ。 いつも、神様から多くのものを期待せよ。
7. ところが、わたしの国民はその反対で、ずる賢い商人のように不正なはかりで物を売っている。 だますことが好きなのだ。
8. イスラエルは自慢そうに言う。 「私はこんな大金持ちになった。 みんな自分でもうけたんだ。」 だが、富は罪を贖うことができない。
9. わたしは、おまえをエジプトの奴隷生活から救い出した、その同じ主、同じ神だ。 わたしは、毎年の仮庵の祭りの時のように、おまえを再びテントに住まわせる。
10. わたしは預言者を遣わし、多くの幻やたとえや夢で警告した。
11. それなのに、ギルガルの罪は相も変わらず、おおっぴらに行なわれている。 まるで畑のうねのように幾段も祭壇が築かれ、偶像へのいけにえのために使われている。 ギルアデも、偶像を礼拝するばか者でいっぱいだ。