3. まず第一に思い出してほしいことは、終末の時代には、あざける者どもが現われ、真理をあざ笑い、思いつくかぎりの悪を行なうということです。
4. 彼らはこんな議論のベテランです。 「ほんとうにイエスは、また帰って来ると約束したのかい。 それじゃ今、イエスはどこにいるんだい。 この世界は造られた最初の日から、何一つ変わってないじゃないか。 イエスが帰って来るなんて、ありっこないよ。」
7. 神様は、今の天と地とを、最後の審判の日に火で焼き滅ぼすために、そのまま残しておくように、お命じになったのです。 その日には、神様を恐れない者は、すべて滅ぼされます。
8. 愛する皆さん。 いいですか。 主にとって、一日は千年のようであり、千年は一日のようです。
9. それで、再び主がおいでになるという約束が、なかなか実現しないので、時には、いったいどうしたのかと、じれったく思うかもしれません。 しかし主は、いたずらに日を延ばしておられるのではありません。 かえって、一人でも滅びないように、罪人が悔い改めるために必要な時間を与えようと、待っておられるのです。
15-16. なぜ主が、こんなにも長く待っておられるのか、よく考えてみなさい。 主は、私たちが救いの教えを伝える時間を与えておられるのです。 学識の深さで知られる、愛する兄弟パウロも、多くの手紙の中で、同じことを書いています。 しかし彼の手紙には、むずかしいところがあるので、中には、それをいいことに、わざと的はずれの解釈をする人がいます。 彼らは、聖書のほかの個所でもそうするのですが、パウロが言おうとしていることとは、全く別の意味を引き出しているのです。 それは、自分で滅びを招いているようなものです。
17. 愛する皆さん。 前もって警告しておきます。 このような不正な者の、誤った考えに引き込まれないように、よくよく注意しなさい。 そうでないと、あなたがた自身も混乱するからです。
18. むしろ、霊的な面で成長しなさい。 そして、主であり、救い主であるイエス・キリストを、もっと深く知りなさい。 このキリスト様に、すべての栄光と輝かしい名誉が、今も、後も、永遠までもありますように。アーメン。ペテロ