ペテロの第一の手紙 2:9-21 リビングバイブル (JLB)

9. しかし、あなたがたは、そうではありません。 あなたがたは、神様から選ばれた王なる祭司であり、きよい民として、神様のものとされた人たちです。 それはすべて、どうして自分が、暗やみから神様のまばゆいばかりの光へと招き入れられたかを、人々に語り伝えるためなのです。 

10. あなたがたは、以前は全くなきに等しい者でしたが、今は神様のものとされています。 以前は神様のいつくしみからは縁遠い者でしたが、今はそのいつくしみによって、生活そのものを変えられています。

11. 愛する皆さん。 この地上では、あなたがたは単なる旅人にすぎません。 ほんとうの故郷は天にあるのですから、この世の快楽から遠ざかりなさい。 そんな快楽は、身のためにならず、かえって、あなたがたのたましいに戦いをいどむのです。

12. 救われていない人の前では、日常のふるまいに、くれぐれも注意しなさい。 そうすれば、今はあなたがたを疑いの目で見たり、悪口を言ったりしている彼らも、やがて、キリスト様が来られる時には、あなたがたのりっぱな行ないを認めて、神様をほめたたえるでしょう。 

15. 神様が望まれることは、あなたがたの行ないが、良い知らせのすばらしい影響力に目をつぶってあざ笑う者どもに、うむを言わせないほど、りっぱなものとなることです。 

16. あなたがたは、法律からも解放された自由人です。 しかし、だからといって、好き勝手なまねをしていいわけではありません。 ただ神様に従うという一点で、自由人であるべきなのです。

17. だれをも尊敬しなさい。 クリスチャンはお互いに深く愛し合いなさい。 神様を恐れ、国家を尊びなさい。

18. 召使は主人を尊敬し、どんな言いつけにも従いなさい。 親切で物わかりのいい主人だけにでなく、残忍で乱暴な主人にも、従いなさい。 

19. 正しい者だというのに罰を受けるとしたら、その時は主をほめたたえなさい。 

20. 悪いことをしてなぐられる場合は、たといどんなに我慢してみせても、りっぱだとは言えません。 しかし、正しいことをしたばかりに、かえって苦しみを受け、それをじっと耐える場合には、神様に喜んでいただけます。

21. この苦しみは、神様が与えてくださった務めでもあるのです。 あなたがたのために苦しまれたキリスト様が、模範です。 この方について行きなさい。 

ペテロの第一の手紙 2