ヘブル人への手紙 9:16-21 リビングバイブル (JLB)

16. さて、ある人が財産の相続人を指定し、遺言状を残して死んだとします。 しかしその被相続人の死が証明されなければ、だれもその財産に手出しできません。 

17. 遺言は、被相続人の死後に、初めて有効になるのです。 その人が生きている間は、いくら、それが自分に関するものでも、どうにもなりません。

18. そういうわけで、最初の契約も、効力を発揮するために、〔キリスト様の死の証拠として〕血がふりかけられなければなりませんでした。 

19. すなわち、モーセは、民に神様のおきてをことごとく語り聞かせてから、水と共に子牛とやぎの血を取り、ヒソプの枝と紅色の羊毛とにつけて、おきての書と民全体にふりかけました。 

20. そして、厳かに宣言しました。 「この血は、今や神様とみんなとの契約が、効力を発したしるしだ。 この契約は、神様が私に命じて、みんなとの間に立てられたものだ。」  

21. またモーセは、神聖な幕屋にも、礼拝用のすべての器具にも、同じように血をふりかけました。 

ヘブル人への手紙 9