3. 獄中にある人たちのことを忘れてはいけません。 その境遇を思って、同じ気持ちになり、苦しみを共に分け合いなさい。 また、しいたげられている人たちの悲しみを、思いやりなさい。 あなたがたは、その苦しみがどんなものか経験ずみなのですから。
4. 結婚とその誓約を尊びなさい。 純潔を保ちなさい。 神様は不品行な者、姦淫する者を、まちがいなく、さばかれるからです。
5. お金を愛する心を捨て、現在、与えられているもので満足しなさい。 神様は、こう約束しておられるからです。 「わたしはどんな場合にも、あなたの期待にそむかず、あなたを見捨てない。」
6. ですから、私たちは確信をもって、こう答えることができます。 「主は私を助けてくださいます。 だから、何もこわくありません。 ただの人間が、私にどんな手出しができましょう。」
7. 神様のことばを教えてくれた指導者たちのことを、思い出しなさい。 その生活からにじみ出た、すべての良いものに心をとめなさい。 そして、彼らに見ならって、主を信じなさい。
8. イエス・キリストは、昨日も今日も、いつまでも変わることがありません。
9. ですから、いろいろの珍しい教えに心を奪われてはなりません。 あなたがたの霊的な力は、神様からの贈り物であって、ある特定の物を食べる、儀式上の規則によって得られるものではありません。 そのような規則は、たとい厳守しても、その人を助けてくれません。
20-21. 偉大な羊飼いである主イエス様を、死人の中から復活させてくださった平和の神様が、どうか、あなたがたに、神様の意志にそった行ないをするのに必要な、すべてのものを満たしてくださいますように。 神様とあなたがたとの間に立てられた永遠の契約の血によって、このことが可能となりますように。 また、キリスト様の力によって、主に喜ばれるものだけを、あなたがたのうちに造り出してくださいますように。 どうか、キリスト様に、栄光がいつまでもありますように。 アーメン。
22. 皆さん。 私がこの手紙で語ってきたことを、どうか忍耐して聞いてください。 これは要点だけを手短に書いたものです。
23. なお、同志テモテが、牢獄から釈放されました。 もし彼が早く来れば、いっしょにあなたがたを訪問できるでしょう。
24. あなたがたの指導者たち、またクリスチャンの皆さんに、よろしく伝えてください。 私といっしょにいるイタリヤのクリスチャンも、よろしくと言っています。
25. 神様の恵みが、あなたがたと共にありますように。敬具