5. 自己中心的でなく、思いやりにあふれていることを、だれからも認められますように。 主がもうすぐ来られると、いつも意識していなさい。
6. 何事も心配してはなりません。 むしろ、どんなことでも祈りなさい。 神様にお願いしなさい。 そして、祈りに答えてくださる神様に感謝するのを、忘れてはなりません。
7. そうすれば、人間の理解をはるかに超えた、すばらしい神様の平安を経験できます。 キリスト・イエスに頼る時、その平安は、あなたがたの心と思いとを静め、安らかにしてくれるのです。
8. さて、皆さん、筆をおく前に、もう一つ申し上げたいことがあります。 真実なこと、良いこと、正しいことに注目しなさい。 きよいこと、愛すべきことについて思いめぐらし、他人の長所に目をとめなさい。 神様を喜び、賛美することばかりを考えなさい。
9. 私から学んだこと、その行動から教えられたことがあれば、みな実行しなさい。 そうすれば、平和の神が、共にいてくださいます。
10. あなたがたが、また助けてくれるようになって、どんなに感謝し、また、主を賛美しているか知れません。 あなたがたはいつも、できるかぎりのものを私に送ろうと心がけていたのに、機会に恵まれなかったのです。
11. 生活に困っていたから、こう言うのではありません。 私は、物が豊富にあろうとなかろうと、楽しく生きていくすべを学びました。
12. 文なしの時にも、何でもそろっている時にも、どのように生活すべきか知っています。 満腹の時にも空腹の時にも、豊かな時にも貧しい時にも、どんな境遇でも満足する秘訣を身につけたのです。
13. なぜなら、力を与え、強めてくださるキリスト様に助けられて、私は、神様の要求を、何でも成し遂げることができるからです。
14. しかし、それにしても、よくぞ今、困難な状況下にある私を助けてくれました。
15. よくご存じのとおり、キリスト様についての良い知らせを携え、初めてあなたがたを訪問した私が、その後マケドニヤを離れて他の地方に向かった時、物をやり取りして協力してくれたのは、あなたがたピリピの教会だけでした。 ほかに、そんな教会はありませんでした。
16. テサロニケ滞在中でさえ、二度までも、物資を援助してくれました。
17. 贈り物を感謝するのはもちろんのこと、何よりもうれしいのは、その親切な行ないのゆえにあなたがたが受ける、豊かな報いのことです。
18. 今のところ、必要な物は何でもそろっています。 それどころか、必要以上に満たされています。 エパフロデトにことづけてくれた贈り物をいただいて、十分すぎるほどです。 その贈り物は、神様が喜んで受け入れてくださる、香ばしいかおりの供え物です。
19. この神様は、キリスト・イエスが成し遂げてくださったことに基づいて、ご自身の栄光の富の中から、あなたがたに必要なものをすべて満たしてくださる方です。
20. 父なる神に、栄光が、とこしえに限りなくありますように。 アーメン。パウロ追伸
21. そちらのクリスチャン全員によろしくお伝えください。 こちらにいる兄弟たち(信仰を同じくする人々)がよろしくとのことです。