ピリピ人への手紙 3:6-13 リビングバイブル (JLB)

6. 熱心さの点ではどうだったかと言うと、もちろん、熱心なあまり、教会を激しく迫害したほどです。 そして、ユダヤ教のささいな規則や規定にも徹底的に従おうと、懸命に努力しました。

7. しかし、以前、非常に価値があると思っていたこれらのものを、今ではことごとく捨ててしまいました。 それは、ただキリスト様だけに信頼し、キリスト様だけに望みをかけるためです。 

8. そうです。 主であるキリスト・イエスを知っているという、途方もなくすばらしい特権と比べれば、ほかのものはみな、色あせて見えるのです。 私は、キリスト様以外のものは、がらくた同然にみなし、全部捨ててしまいました。 それは、キリスト様を自分のものとするためであり、 

9. また、もはや、良い人間になろうとか、おきてに従って救われようとか考えるのはやめて、ただキリスト様を信じることによって救われ、キリスト様と結ばれるためです。 神様が、私たちを正しい者と認めてくださるのは、信仰――ただキリスト様だけに頼ること――を持っているかどうかで、決まるからです。 

10. 私は今、ほかのことはいっさい考えず、ただこのことだけを求めています。 つまり、真にキリスト様を知ること、キリスト様を復活させた超自然的な力を、身をもって体験すること、そして、キリスト様と共に苦しみ、また死ぬとは、どういうことかを知ることです。 

11. 死人の中から復活した者特有の、生き生きとした新しいいのちに生きる者となるためには、どんな犠牲もいといません。

12. なにも、自分が完全な人間だ、などと主張するつもりはありません。 学ぶべきことも、まだたくさん残っています。 ただ、キリスト様が何のために救ってくださったかを知り、私に与えられている目標に到達する日を目指して、努力しているのです。

13. 愛する皆さん。 私は、まだその目標に達してはいません。 ただこの一事に、全力を注いでいます。 すなわち、過去に執着せず、前にあるものを望み見、 

ピリピ人への手紙 3