7. 突然、おまえが借金していた者たちが、怒り狂って刃向かい、おまえの持ち物を奪い取る。 その時、おまえはなすすべもなく立ち尽くし、ただ震えている。
8. おまえは多くの国を滅ぼした。 今度は、彼らがおまえを滅ぼす番だ。 人殺し。 おまえは、すべての町も田舎も、めちゃめちゃにしてしまった。
9. 不正な手段で富を得ながら、自分だけは災いから逃れようとしている。 そういうおまえは、のろわれよ!
10. 自分が犯した殺人の罪で、自分の名をはずかしめ、いのちまで失うのだ。
11. まさに、おまえの家の石壁が、おまえを訴えている。 天井の梁までが、それに同調している。
12. 流血と強奪で得た財貨で、町を築き上げようとしている。 そういうおまえは、のろわれよ!
13. わたしは、神に逆らう国民の利益を、彼らの手の中で灰にする。 彼らがどんなに精を出しても、すべてが水の泡だ。
14. 海が水で満たされているように、全世界が神の栄光を知ることで満たされる時がくる。
15. まるで酔っぱらいをこづくように、近隣の国々をよろめかせ、その裸の姿を眺めて、楽しもうとしている。 そういうおまえは、のろわれよ。
16. やがて、おまえの全盛時代は終わり、はずかしめられる。 おまえこそ、神のさばきの杯を飲み干すがいい。 よろめいて倒れよ。
17. おまえはレバノンの森を切り倒した。 が、今度は、おまえが切り倒される番だ。 また、罠で捕らえた野獣をひどい目に会わせた。 が、今度は、おまえがひどい目に会わされる番だ。 至る所の町々で、殺人と暴虐をほしいままにした報いだ。
18. 人間が作った偶像を拝んで、何の得があるのか。 そんな物が助けになるなど、うそっぱちもはなはだしい。 自分の手で作った物を信じるとは、なんてばか者だ。
19. いのちのない木の偶像に救いを求める者も、もの言わぬ石に教えを請う者も、のろわれよ。 偶像は、神の代わりに語ることができるか。 金や銀で美しくおおわれてはいるが、その中にいのちはないのだ。」
20. しかし、神様は、ご自分の聖なる神殿におられる。 全地よ、その御前に静まれ。