ハバクク書 2:7-19 リビングバイブル (JLB)

7. 突然、おまえが借金していた者たちが、怒り狂って刃向かい、おまえの持ち物を奪い取る。 その時、おまえはなすすべもなく立ち尽くし、ただ震えている。 

8. おまえは多くの国を滅ぼした。 今度は、彼らがおまえを滅ぼす番だ。 人殺し。 おまえは、すべての町も田舎も、めちゃめちゃにしてしまった。

9. 不正な手段で富を得ながら、自分だけは災いから逃れようとしている。 そういうおまえは、のろわれよ! 

10. 自分が犯した殺人の罪で、自分の名をはずかしめ、いのちまで失うのだ。 

11. まさに、おまえの家の石壁が、おまえを訴えている。 天井の梁までが、それに同調している。

12. 流血と強奪で得た財貨で、町を築き上げようとしている。 そういうおまえは、のろわれよ! 

13. わたしは、神に逆らう国民の利益を、彼らの手の中で灰にする。 彼らがどんなに精を出しても、すべてが水の泡だ。

14. 海が水で満たされているように、全世界が神の栄光を知ることで満たされる時がくる。

15. まるで酔っぱらいをこづくように、近隣の国々をよろめかせ、その裸の姿を眺めて、楽しもうとしている。 そういうおまえは、のろわれよ。 

16. やがて、おまえの全盛時代は終わり、はずかしめられる。 おまえこそ、神のさばきの杯を飲み干すがいい。 よろめいて倒れよ。 

17. おまえはレバノンの森を切り倒した。 が、今度は、おまえが切り倒される番だ。 また、罠で捕らえた野獣をひどい目に会わせた。 が、今度は、おまえがひどい目に会わされる番だ。 至る所の町々で、殺人と暴虐をほしいままにした報いだ。

18. 人間が作った偶像を拝んで、何の得があるのか。 そんな物が助けになるなど、うそっぱちもはなはだしい。 自分の手で作った物を信じるとは、なんてばか者だ。 

19. いのちのない木の偶像に救いを求める者も、もの言わぬ石に教えを請う者も、のろわれよ。 偶像は、神の代わりに語ることができるか。 金や銀で美しくおおわれてはいるが、その中にいのちはないのだ。」

ハバクク書 2