ハバクク書 1:1-7 リビングバイブル (JLB)

1. これは、幻のうちに、神様から預言者ハバククに示されたお告げです。

2. 神様、助けを求める私の祈りに、いつになったら耳を傾けてくださるのですか。 何のお答えもないので、私はむなしく叫ぶばかりです。 「助けてくれ、人殺しだ」といくら叫んでも、だれも助けに来てくれません。 

3. 私を取り囲んでいる罪と悲惨を、いつまで見続けなければならないのですか。どこもかしこも不正な権力と金力がはびこり、人は好んで議論や争いにふけっています。 

4. 法は無視され、法廷では正しい裁きが行なわれません。 悪人が正しい人の上にのさばり、贈賄や詐欺が公然と行なわれているからです。

5. 神様はお答えになりました。 「よく見ろ。 わたしが今しようとしていることを知ったら、おまえは肝をつぶすだろう。 それは、おまえが生きているうちに起こる。 聞いただけでは、とても信じられないようなことだ。 

6. 地上の新しい勢力として、カルデヤ人〔アッシリヤに対抗してバビロニヤ帝国を築いた民族〕を起こす。 残忍で横暴なこの国民は、世界を踏みにじり、次々と征服する。 

7. その残酷さは世に鳴り響く。 彼らは、やりたいほうだいのことをするが、だれも止めることができない。 

ハバクク書 1