ネヘミヤ記 9:27-36 リビングバイブル (JLB)

27. そこで、神様は彼らを敵の手にお渡しになったのです。 しかし、苦しみの中で叫び求める声を天から聞いて、かわいそうに思い、助け手を送っては、救い出してくださいました。 

28. ところが、万事よしと思ったのも束の間、人々はまたまた罪に陥り、神様は、再び敵の手にお渡しになったのです。 しかし、彼らが反省し、助けを叫び求めると、また天からそれを聞き、手を差し伸べてくださいました。 全く驚くべきあわれみです。 

29. 彼らを罰し、おきてに従わせようとなさったのに、当然従うべきおきてを、高慢にも彼らは鼻であしらい、罪を犯し続けました。 

30. 神様は長年にわたり、忍耐の限りを尽くし、預言者を遣わしては、警告をお与えになりました。 しかし、いつまでたっても、馬の耳に念仏でした。 そこで、もう一度、異教の国の手中に落とされたのです。 

31. けれども、滅ぼし尽くすことはせず、永遠に見捨てたりもなさいませんでした。 ああ、なんと恵みに富み、あわれみ深いお方でしょう。

32.  大いなる、恐るべき神様。 神様は愛と思いやりに満ちた約束を守るお方です。 私たちがなめてきたこのすべての困難が、何の役にも立たなかったとは、お考えにならないでください。 アッシリヤ王に初めて征服されてから今日まで、私たちや、王、諸侯、祭司、預言者など、ご先祖のなめてきた困難は、それはもう大きなものでした。 

33. いつでも、神様は私たちを正しく罰しました。 犯した罪の深さを思えば、当然の罰です。 

34. 王、諸侯、祭司、ご先祖はおきてを無視し、その警告にも耳を貸そうとはしなかったのです。 

35. 神様はどれほど素晴らしいことをしてくださり、どれほど深い恵みを注いでくださったことでしょう。 しかし彼らは、神様を礼拝しようとしませんでした。 広大で肥沃な国土をいただいたにもかかわらず、悪の道から離れようとしなかったのです。

36.  私たちは今、ご先祖に与えられたこの豊かな国で奴隷となっています。 こんなに豊かな土地で、奴隷となっているのです。 

ネヘミヤ記 9