1-2. 十月九日になると、人々は別の儀式のためにまた集まりました。 この時は、断食をし、荒布をまとい、頭に土をかぶることになっていました。 こうして、イスラエル人は外国人と縁を切ったのです。
3. 神様のおきてが二、三時間朗読され、その後、数時間にわたって、人々が自分の罪と先祖の罪を告白したのです。 また、全員が神様を礼拝しました。
4. レビ人の中には、台の上にあがり、喜びの歌をうたって神様をたたえる者もいました。 それは、ヨシュア、バニ、カデミエル、シェバヌヤ、ブニ、シェレベヤ、バニ、ケナニの面々でした。
5. 次いで、レビ人の指導者たちは、大声を張り上げてこう語りかけました。 「さあ立って、神様をほめたたえなさい。 神様は、永遠から永遠に生きておられるお方だからです。 その輝かしいお名前をたたえなさい。 そのお名前は、私たちが考えたり話したりするより、はるかに偉大なものです。」こう叫んだのは、ヨシュア、カデミエル、バニ、ハシャブネヤ、シェレベヤ、ホディヤ、シェバヌヤ、ペタヘヤでした。
6. エズラは声を出して祈りをささげました。 「ただお一人の神様。 神様は天と地と海、そして、その中に存在するすべてのものをお造りになり、万物を支えておられます。 天の御使いたちもみな、ひれ伏しています。
7. あなた様は、アブラムを選んで、カルデヤのウルから連れ出し、アブラハムと命名なさった神様です。
8. さらに、忠実なアブラハムと契約を結び、子々孫々に至るまで、カナン人、ヘテ人、エモリ人、ペリジ人、エブス人、ギルガシ人の地を与えようとお約束なさいました。 そして、今、そのお約束は現実となっているのです。 神様はご自分のことばを裏切るようなことはなさいません。
9. かつてご先祖がエジプトでなめた苦しみ悲しみを、見過ごしにはなさらず、紅海のほとりで泣き叫んだ声を、聞き届けてくださいました。
10. エジプト王とその国民の前で、奇蹟を起こされました。 エジプト人がどれほど過酷なことを強いたか、ご存じだったからです。この、決して忘れることのできない出来事によって、神様の輝かしい名声はとどろきました。
11. ご自分の国民のために海を分断し、かわいた地を通してくださったのです。 しかも、敵を海の深みでおぼれさせました。 まるで激しい流れに投げ込まれた石のように、彼らは沈みました。
12. そして、人々が道を迷わないように、昼は雲の柱、夜は火の柱を立ちのぼらせて、導いてくださったのです。