7. ところが、サヌバラテ、トビヤ、アラブ人、アモン人、アシュドデ人たちは、工事が順調に進み、城壁の破損個所の修理も終わったと聞くと、腹わたの煮えくり返る思いでした。
8. 直ちに軍隊を出動させ、エルサレムに暴動と混乱を引き起こそうとたくらみました。
9. しかし、私たちは神様に祈り、自衛のため、日夜警戒にあたっていたのです。
10. しかし、指導者内部に、不満をもらす者が現われてきたのも事実です。 働く者が疲れている、瓦礫が多すぎて、自分たちだけでは手に余る、というのです。
11. そうこうするうち、敵は、奇襲をしかけて私たちを皆殺しにし、工事中止に追い込む計画を着々と進めていました。
12. 近くの町や村から来た者も、敵は四方から攻め寄せるだろうと、何度も警告するのでした。
13. そこで私は、城壁のうしろの空地に、各家族ごとに武装した者を配置しました。
14. こうした情況がはっきりしてきたところで、私は指導者や国民を集め、こう言い聞かせました。 「びくびくしないでください。 神様は偉大で、恵み深いお方ではありませんか。 さあ戦うのです。 友のために、家族のために、家のために。」
15. 敵は、陰謀がばれ、それが神様によってあばかれ、失敗に終わったことを、思い知らされる結果となったのです。 今や、私たちは一丸となって城壁工事を再開しました。
16. このことがあってから、半数の者が工事に取りかかり、残り半数は背後で警戒にあたることにしました。
17. 石工や力仕事の者は、手の届く所に武器を置くか、
18. 剣を腰につけて工事を進めました。 ラッパで警報を吹き鳴らす者は、私のそばに配置しました。
21. 私たちは、朝は日の出とともに、夕べは日没まで働きました。半数の者はいつも警戒にあたりました。
22. 郊外に住む者には、市内への移住を命じました。 そうすれば、その雇い人たちも、昼間はたらくだけでなく、夜間の警戒にもあたれるからです。
23. この期間中、私も、兄弟も、召使らも、いっしょにいた護衛も服を脱がず、いつも武器を離しませんでした。