5. 彼らの罪に目をつぶらず、消し去りもしないでください。 城壁を建てようとする私たちを侮辱するのは、神様を侮辱するのと同じだからです。」
6. だれもが一生懸命に工事に精を出したおかげで、高さは以前の半分でしたが、ついに、全市を囲む城壁が完成しました。
7. ところが、サヌバラテ、トビヤ、アラブ人、アモン人、アシュドデ人たちは、工事が順調に進み、城壁の破損個所の修理も終わったと聞くと、腹わたの煮えくり返る思いでした。
8. 直ちに軍隊を出動させ、エルサレムに暴動と混乱を引き起こそうとたくらみました。
9. しかし、私たちは神様に祈り、自衛のため、日夜警戒にあたっていたのです。
10. しかし、指導者内部に、不満をもらす者が現われてきたのも事実です。 働く者が疲れている、瓦礫が多すぎて、自分たちだけでは手に余る、というのです。
11. そうこうするうち、敵は、奇襲をしかけて私たちを皆殺しにし、工事中止に追い込む計画を着々と進めていました。
12. 近くの町や村から来た者も、敵は四方から攻め寄せるだろうと、何度も警告するのでした。
13. そこで私は、城壁のうしろの空地に、各家族ごとに武装した者を配置しました。
14. こうした情況がはっきりしてきたところで、私は指導者や国民を集め、こう言い聞かせました。 「びくびくしないでください。 神様は偉大で、恵み深いお方ではありませんか。 さあ戦うのです。 友のために、家族のために、家のために。」