5. 神様の前に出ると、山々は震えおののき、丘は溶けて流れだす。 大地はくずれ落ち、その住民は滅ぼされる。
6. だれが、憤りに燃える神様の前に立てよう。 御怒りは燃えさかる火のようで、山々はその御怒りの前にころがり落ちる。
7. 神様は確かな方、悩みに襲われる時、身を寄せるべき場所だ。神様は、ご自分に信頼する者を、すべてご存じだ。
8. しかし、あふれみなぎる洪水で、敵を一掃し、一夜のうちに追いやる。
9. ニネベよ、神様に反抗しようと、何をもくろんでいるのか。 神様はおまえなど、ただの一撃で倒し、二度と立ち上がれないようにしておしまいになる。
10. からみついたいばらの塊を投げ込むように、ご自分に敵対する者を火に投げ込むのだ。 彼らはわらのように、あっという間に燃え尽きる。
11. このような神様に刃向かおうとするとは、おまえの王は、いったい何者か。
12. 神様は、少しも恐れておられないぞ。 神様はこう宣言なさるのだ。 「何百万もの強力な軍隊を組織しても、むだだ。 ああ、わたしの国民よ。 おまえはもう十分に罰を受けた。
13. 今、おまえの鎖を打ち砕き、アッシリヤ王の奴隷のくびきから解放しよう。」
14. それから、アッシリヤの王に宣告なさる。 「おまえの王朝はもう終わりだ。 息子たちは王位につけない。 わたしはおまえの拝む神々や神殿を打ちこわし、おまえを葬り去ろう。 鼻持ちならない罪の悪臭を放ったからだ。」