6. こう言うのも、私の最期が迫っているからです。 いつまでも助けてあげるわけにはいきません。 もうすぐ天国へ旅立ちます。
7. 主のために、長いあいだ困難な戦いを続けてきた私は、主への真実を守り通しました。 しかし今ついに、休む時が来たのです。
8. 天では、冠が待っています。 正しい裁判官である主が再び来られる日に、いただく冠です。 もちろん私だけにではなく、主を熱心に待ち望む日々を過ごす人々全員に、授けられるのです。
9. できるだけ早く、こちらへ来てください。
12. 〔テキコも、今はここにいません。 エペソへ使いにやりましたから。〕
13. ついでに、私がトロアスのカルポの家に置いてきた上着を、忘れずに持って来てください。 それから羊皮紙の書物も、お願いします。
14. 銅細工人アレキサンデルが、私にひどい仕打ちをしました。 主が罰してくださることでしょうが、
15. 彼には気をつけなさい。 とにかく、私たちのことばに、ことごとく逆らったのですから。
16. 私が初めて、裁判官の前に連れ出された時、弁護してくれる人は一人もいませんでした。 だれもが見捨てて、逃げてしまったのです。 どうかそのことで、彼らが神様から責められませんように。