9. 愛する皆さん。 私たちが、生活費のためにも、どれほど苦労して働いたか、覚えているでしょう。 そちらにいた時も、夜昼休みなく、汗水流して働きました。 それは、神様の良い知らせを伝える時、だれにも金銭上の負担をかけさせまいとする配慮からでした。
10. 一人一人に対して、私たちが純粋な気持ちで、正直に、だれからも非難されないように行動したことは、神様だけでなく、あなたがたも、証人となってくれるはずです。
11. 父親が子供をさとすように、一人一人に勧め、また、励ましてきました。 よもや、それを忘れてはいないでしょうね。
12. また、日々の生活が、あなたがたをご自分の国とその栄光とに招いてくださった神様の御心にそい、喜ばれるものとなるように、と教えてきました。
13. 私たちは、神様に感謝せずにはおられません。 それは、私たちが伝道した時、あなたがたはそのことばを、ただ人間の口から出たものと見なさず、神様のことばとして聞いてくれたからです。 これは事実、神様のことばであって、信じる者の生活を一変させるのです。
14. さて、愛する皆さん。 あなたがたはユダヤの諸教会と同じ苦しみを味わっています。 つまり、同胞のユダヤ人に苦しめられた彼らのように、あなたがたも同国人に迫害されているからです。
15. ユダヤ人たちは、自分たちの預言者を殺したばかりか、主イエス様すらも手にかけてしまいました。 そして今は、私たちにも激しい迫害の手を伸ばし、追い出してしまったのです。 その上、神様にも人間にも敵対して、
16. 外国人への伝道を妨害しようとしました。 彼らは、一人の外国人も救われてほしくないのです。 このようにして罪に罪を重ねた彼らに向かって、神様の怒りは、ついに爆発しました。