ダニエル書 8:12-20 リビングバイブル (JLB)

12. それでも、天の軍勢は、このような悪行にとどめを刺すことを禁じられていました。 その結果、真理と正義は姿を消し、悪が我が物顔に振る舞っていたのです。

13. それから私は、聖なる御使い二人が話し合っているのを耳にしました。 一人が次のように尋ねました。 「以前のように、毎日いけにえをささげることができるようになるのは、いつの日のことだろうか。 神殿が破壊されたことに復讐し、神様の国民が勝利を得るのは、いつの日だろうか。」

14. もう一人が答えました。 「二千三百日が過ぎてからだ。」

15. この幻の意味を知ろうと思いめぐらしていると、突然、目の前に、人のように見える方が立ったのです。 

16. すると川の向こうから、「ガブリエル、この幻の意味をダニエルに教えてやれ」という人の声が聞こえました。

17. ガブリエルが近づいて来ると、私は恐ろしさのあまり立っていることができず、思わず地面にひれ伏しました。 ガブリエルは言いました。 「あなたが幻の中で見た出来事は、終わりの時に起こることだ。」

18. 私は意識を失って、地面に倒れてしまいました。 御使いは手を貸して起こし、立ち上がらせてくれました。 

19. そして、こう言いました。 「私がここに遣わされたのは、恐ろしい終わりの日に起ころうとしていることを知らせるためだ。 あなたが見たことは、歴史の終わりに起こる出来事にかかわるからだ。

20. あなたが見た雄羊の二本の角は、メディヤとペルシヤの王のことだ。 

ダニエル書 8