22. しかし、その勝利も、永遠の神様が来て法廷を開き、神様の国民の正しさを立証して、彼らに全世界を治める権威をお与えになるまでのことでした。
23. 王座のそばに立っている人は、このように説明してくれました。 『この第四の動物は、地上を治める第四の世界帝国〔一般にはローマ帝国〕のことだ。 それは他の国々をしのぐ残忍さで、全世界を食い尽くし、それまであったすべてのものを打ちこわす。
24. 十本の角は、この帝国から立つ十人の王のことだ。 それから、もう一人の王が立つが、この王は十人の王よりも残忍で、その中の三人の王を打ち倒してしまう。
25. この王は、いと高き神様にまで反抗し、聖徒たちを迫害して滅ぼし、すべての法律、道徳、慣習を変えてしまおうとする。 神様の国民も、三年半の間、この王の手中にあって、どうすることもできない。
26. だが、神様が来て、正義の法廷を開き、この残忍な王からすべての主権を取り去り、完全に滅ぼし尽くす。
27. それから、天の下にあるすべての国と権威が、神様の国民に与えられるのだ。 彼らは永遠にすべてのものを治め、すべての支配者が彼らに仕え、従うようになる。』
28. 夢はそこで終わりました。 目を覚ますと、私はひどく動揺し、顔色も恐怖で青ざめていました。 夢で見たことは、だれにも話しませんでした。」