13. 以上のようなことを夢で見ていると、神様の使いの一人が天から降りて来るのが見えた。
14. その御使いはこう叫んだ。 『その木を切り倒し、枝を切り払え。 また、葉を振り落とし、実をまき散らせ。 動物を木陰から、鳥を枝から追い払え。
15. だが、切り株と根は残し、鉄と青銅の鎖をかけて、野の若草の中に置け。 天の露にぬれさせ、野の動物といっしょに草を食べさせるのだ!
16. 七年間、人の心ではなく動物の心を持たせるがよい。
17. これは見張り人たちの宣告であり、聖なる者たちの命令である。 このように宣言するのは、いと高き神が、世界の国々を支配し、みこころのままに、人間の中で最もへりくだった者にさえ、その国々をお与えになるということを、全世界が知るためである。』
18. ベルテシャツァルよ。 以上が余の見た夢だ。 さあ、その意味を教えてくれ。 おまえのほかに、教えてくれる者はいない。 この王国で最も知恵のある者もだめだ。 だが、おまえには聖なる神の霊が宿っているので、教えることができる。」