19. すると、王はかんかんになり、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴへの憤りで顔は真っ赤になりました。 そして、炉をいつもの七倍も熱くするよう命じました。
20. また、王の軍隊の中でいちばん頑健な兵士たちに、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴを縛り、火に投げ込むよう命じたのです。
21. 三人は衣服を着たまま縛られ、炉に投げ込まれました。
22. 王が激怒のあまり、炉を熱くするよう命じたので、炉は灼熱の状態でした。 兵士たちが三人を投げ込んだ時、吹き上げる炎が兵士たちを焼き殺したほどです。
23. シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴは、縛られたまま、ごうごうと音を立てて燃えさかる炎の中に落ち込んで行きました。
24. 突然、じっと見つめていた王が驚いて立ち上がり、側近の者たちに叫びました。 「炉に投げ込んだのは三人ではなかったのか。」「さようでございます、陛下。」
25. 「だが、よく見ろ。 四人いるではないか。 縄を解かれて火の中を歩いているぞ。 しかも、焼かれた様子は全くない。 第四の人は、まるで神様のようだ。」