13. これを聞いた王は、烈火のように怒り、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴを引き立てて来るよう命じました。
14. 王は三人に問いただしました。 「ああ、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ。 おまえたちが余の神々に仕えず、また、余の立てた金の像を拝まなかったというのは、ほんとうか。
15. とにかく、もう一度チャンスを与えよう。 奏楽が始まったら、ひれ伏して像を拝めばよし、さもなければ、直ちに火の燃える炉に投げ込むぞ。 どのような神が、余の手からおまえたちを救い出せるというのか。」
16. シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴは答えました。 「陛下、私たちの身にどんなことが起ころうと、ご心配には及びません。
17. たとい燃えさかる炉に投げ込まれましても、陛下、私たちの神様は、私たちを陛下の手から救い出すことがおできになります。
18. たといそうでなくても、陛下、ご承知ください。 私たちはどんな情況におかれても、決して陛下の神々に仕えたり、金の像を拝んだりはいたしません。」
19. すると、王はかんかんになり、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴへの憤りで顔は真っ赤になりました。 そして、炉をいつもの七倍も熱くするよう命じました。
20. また、王の軍隊の中でいちばん頑健な兵士たちに、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴを縛り、火に投げ込むよう命じたのです。
21. 三人は衣服を着たまま縛られ、炉に投げ込まれました。
22. 王が激怒のあまり、炉を熱くするよう命じたので、炉は灼熱の状態でした。 兵士たちが三人を投げ込んだ時、吹き上げる炎が兵士たちを焼き殺したほどです。