ダニエル書 1:1-2-18-19 リビングバイブル (JLB)

1-2. エホヤキム王がユダを治めるようになって三年後、バビロンの王ネブカデネザルが大軍を率いて、エルサレムに攻めて来ました。 神様はネブカデネザル王に勝利をお与えになりました。 バビロンへ帰る時、王は、神殿から聖なる器具を持ち出し、シヌアルにある自分の神の宝物倉に納めました。

10. それでも彼は、ダニエルの申し出には頭を痛めました。監督官は恐る恐る言いました。 「ほかの同輩の若者と比べて、あなたがたの顔が青白く、やせ細ってしまったら、どうなるだろう。 職務怠慢のかどで、首を切られるかもしれない。」

11. そこでダニエルは、監督官が彼ら四人につけてくれた世話役と、このことについて話し合い、 

12. ともかく、十日間、野菜中心の食事をさせてくれるように頼みました。 

13. その試験期間が終わった段階で、王のごちそうを食べた者たちと比較して、野菜中心の食事を継続するかどうかを決める、ということにしたのです。

14. 世話役は、ついにこの試験期間を実施することに踏み切りました。

15. さて、十日が過ぎました。 ダニエルとその三人の友人は、王のごちそうを食べた若者たちよりも健康そうで、栄養が十分なように見えます。 

16. そこで世話役は、それからも、ごちそうやぶどう酒抜きの、野菜中心の食事をダニエルたちに与えました。

17. 神様はこの四人の若者に、すぐれた学習力をお与えになりました。 それで四人は、すぐに当時の文学や科学を修得したのです。 また、神様はダニエルに、夢や幻の意味を知る特別の能力をお与えになりました。

18-19. 三年にわたる訓練期間が終わると、監督官は、前もって命じられていたように、口頭試問を受けさせるために、若者たちを王の前に連れて来ました。 王は一人一人と時間をかけて話し合いました。 その時、ダニエル、ハナヌヤ、ミシャエル、アザルヤの四人が群を抜いて、王に深い感銘を与えたのです。 そこで、この四人が王に仕える常任補佐官に取り立てられました。 

ダニエル書 1