ゼカリヤ書 11:3-9 リビングバイブル (JLB)

3. 悪質な羊飼い、イスラエルの指導者たちの悲痛な叫びを聞け。 彼らの富が失われてしまうからだ。 若いライオンのほえる声を聞け。 王子たちが泣いているのだ。 茂みの豊かなヨルダン渓谷が、荒れ果ててしまうからだ。

4. それから、神様はこうお語りになりました。 「さあ、殺されるための肥えた羊の群れを養う羊飼いになれ。 

5. これは、わたしの国民の姿を表わしている。 彼らは悪い指導者どもに売り渡され、殺されている。 しかも、指導者は罰せられない。 わたしの国民を裏切った者たちは、『神様、ありがとうございます。 おかげで、こんなに裕福になりました』と言う。 というのは、この羊飼いは、容赦なく羊を売り飛ばしてしまったのだ。 

6. それで、わたしはもう、わたしの国民を惜しまない。 彼らを邪悪な指導者どもの手に陥らせる。 指導者どもは彼らを殺し、この地を荒れ地としてしまう。 わたしは、そうなるのをじっと見ているだけだ。」 こう神様がお語りになります。

7. そこで、私は杖を二本取り、一本を「恵み」と名づけ、もう一本を「結合」と名づけました。 その二本の杖で、命じられたとおり、羊の群れを飼いました。 

8. そして一月のうちに、三人の悪質な羊飼いを追い出しました。 ところが、私は羊である国民にも、我慢がならなくなったのです。 彼らも私を憎みました。

9. それで彼らに言ってやりました。 「もう、おまえたちの羊飼いはまっぴらだ。 死にたきゃ、かってに死ぬがいい。 殺されたって知るもんか。 自滅するのも自業自得だ。」

ゼカリヤ書 11