1. これは、ダリヨス王の治世の第二年の十一月上旬に、ベレクヤの子で、祭司イドの孫にあたるゼカリヤに、神様から示されたお告げです。
2. 天の軍勢の主であるわたしは、おまえたちの先祖に激しい怒りを燃やした。
3. だが、おまえたちがわたしのもとに帰るなら、わたしもおまえたちのもとに帰り、恵みを与えよう。
4. 先祖たちのようであってはならない。 先の預言者たちは、先祖伝来の悪の道から離れるように訴え続けてきたが、むだ骨に終わった。「さあ、わたしのもとに帰れ」と語ったのに、いっこうに聞こうとせず、馬耳東風だった。
7. それから三か月後の二月に、神様から別のお告げが、夜の幻のうちにゼカリヤに示されました。
8. 私は、川岸のミルトスの木の間に、一人の人が赤い馬にまたがっているのを見ました。 そのうしろに、赤、栗毛、白い馬が続き、それぞれ人が乗っています。
9. 一人の御使いがそばに立っていたので、「この馬は何ですか」と尋ねました。「話してあげよう」と彼は返事をしました。
10. そして、赤い馬に乗っていた人が答えました。 その人は、実は神様の御使いだったのです。 「神様が地上を巡回させておられるのだ。」
11. ほかの乗り手が、その神様の御使いに報告しました。 「世界中を巡回したところ、どこもかしこも、繁栄と平和を楽しんでいます。」
12. これを聞いて、神様の御使いは祈りました。 「ああ、天の軍勢の主よ。 七十年の間、あなたの怒りはエルサレムとユダの町々に荒れ狂いました。 いつまで待ったら、もう一度あわれみを施してくださるのでしょうか。」
13. 神様は、私のそばに立っていた御使いに、慰めと確信に満ちたことばでお答えになりました。