サムエル記下 6:6-16 リビングバイブル (JLB)

6.  ところが、ナコンの打ち場まで来た時、牛がつまずいたのです。 ウザはあわてて手を伸ばし、箱を押さえようとしました。 

7. とたんに、神様の怒りがウザに向かって燃え上がったのです。 箱にさわったため、ウザは神様に打たれ、箱のそばで息絶えました。 

8. この神様の仕打ちにダビデは憤慨し、そこをペレツ・ウザ〔ウザに怒りが臨んだ地〕と呼びました。 今でもそう呼ばれています。

9.  ダビデはすっかりこわくなり、「とても箱をお移し申せません」と言いました。 

10. 急きょ、神の箱をダビデの町へ移すことは中止し、ガテ出身のオベデ・エドムの家に預けることにしたのです。 

11. 箱は、三か月間オベデ・エドムの家に置かれました。 おかげで、彼の家は祝福されました。

12.  それを聞いたダビデは、盛大に祝って、神の箱をダビデの町へ運ぶことにしました。 

13. 箱をかつぐ者たちは、六歩進むと、しばらく立ち止まりました。 ダビデが、太った牛と子羊をいけにえにささげたからです。 

14. ダビデは神様の前で、力の限り踊りました。 この時は祭司の服をまとっていました。 

15. イスラエルは歓声をあげ、ラッパを吹き鳴らして、神の箱をダビデの町に運び入れたのです。

16.  行列が町に入って来るのを、サウルの娘ミカルは窓から眺めていました。 そして、神様の前で跳ねたり踊ったりしているダビデを見て、軽べつの気持ちがわいてきたのです。

サムエル記下 6