19. だれかれの別なく、男にも女にもパン一個、ぶどう酒、干しぶどうの菓子一個をふるまいました。 それが終わると、みな家に引き揚げ、
20. ダビデも、家族を祝福するために戻って行きました。ところが、迎えに出たミカルは、皮肉たっぷりにこう言ったのです。「きょうは、なんとまあご立派な王様ぶりでしたこと! 道の真ん中、それも、女たちの前で裸におなりになるなんて!」
21. 「わしはな、おまえの父やその一族にまさって、神様の国民イスラエルの指導者として、選んでいただいた。 その神様の前で、踊ったのだ。 神様に喜びを表わすためなら、たとい気違い呼ばわりされようとかまわん。
22. いや、ばかと思われてもよいのだ。 おまえの言う女たちは、きっとわかって敬ってくれるさ。」
23. 結局ミカルは、生涯、子宝に恵まれませんでした。