2. 「神様の霊は私をとおして語られた。神様のことばは私の舌にあった。
3. イスラエルの岩である方のおことば。『正しく治める者、神を恐れて治める者が来る。
4. その人は、朝の光のよう、雲一つない朝焼けのよう、地に萌え出た若草に降り注ぐ雨上がりの陽光のようだ。』
5. まことに、神様がわが家系をお選びくださった!神様は永遠の契約を、私と結んでくださった。その約束はゆるがず、最後まで守られる。神様は常に、私の安全と成功を心にかけてくださる。
6. しかし、神様に背を向ける者は、いばらのように投げ捨てられる。それは、手に取る者を傷つけるからだ。
7. 切り捨てるにも完全武装が必要ないばらよ。火で焼かれるしかないものよ。」
8. ダビデ軍で最強の英雄三人の名をあげてみましょう。 筆頭はハクモニの息子ヤショブアムで、一度の戦いで八百人も殺した実績の持ち主です。
9. 次は、ドドの息子でアホアハ人のエルアザルです。 彼も三勇士の一人で、ほかの者が逃げ出した時も、ダビデとともに踏みとどまって、ペリシテ人と戦いました。
10. 彼は次々にペリシテ人を打ち殺し、ついに手が疲れて、剣を握ることもできないほどになりました。 神様は輝かしい勝利をお授けになりました。 残りの兵士が引き返して来た時には、もう戦利品を集めるばかりになっていたのです。
13. ダビデがアドラムのほら穴に潜み、攻め寄せるペリシテ人がレファイムの谷に陣取っていた時のことです。 ちょうど刈り入れのころ、イスラエル軍えり抜きの三十人の中から、この三人が、ダビデのもとに訪ねて来たのです。
14. 当時、ダビデは要害に立てこもっていました。 ペリシテ人の略奪隊がベツレヘムのあたり一帯を占領していたからです。
15. そんなダビデの口をついて出るのは、いつも、「ああ、のどが渇いた。 ベツレヘムの井戸のうまい水が飲みたいなあ」ということばでした。 その井戸は町の門のわきにありました。
16. そこで三人の勇士は、ペリシテ人の陣営を突き破って井戸へ行き、くんで来た水を、ダビデに差し出したのです。 しかしダビデは、とてもその水を飲む気にはなれませんでした。 その代わり、神様の前に注ぎかけたのです。
17. ダビデは叫びました。 「神様! どうしてこの水を飲めましょう。 いのちをかけた人々の血でございますから。」