1. ダビデの治世に、大ききんが三年も続きました。 そのため、ダビデは特別に時間をかけて祈りました。 神様からのお答えはこうです。 「ききんの原因は、サウルとその一族の罪にある。 彼らがギブオン人を殺したからだ。」
2. そこで、ギブオン人を呼び寄せました。 ギブオン人はエモリ人の末裔で、イスラエルには属していませんでした。 もともと、イスラエル人は、彼らを殺さないという誓約を立てていたのです。 にもかかわらず、サウルは熱烈な愛国心から、彼らの一掃を図ったのでした。
3. ダビデは尋ねました。 「あの罪を償いたいのじゃ。 そして君らには、わしらのために神様の祝福をとりなしてもらいたい。 それには、いったい、どうすればいいかな。」
12-14. その者たちの骨をサウルの父キシュの墓に葬るよう、取り計らいました。 同時に、ヤベシュ・ギルアデから、サウルとヨナタンの骨を持って来ました。ギルボア山の戦いで倒れたサウルとヨナタンを、ペリシテ人がベテ・シャンの広場でさらし者にした時、あとでその遺体を盗み出したのが、ヤベシュ・ギルアデの人々でした。 二人の骨はダビデのもとへ運ばれ、葬られました。 その時、神様はついに祈りを聞いて、ききんを終わらせてくださったのです。
20-21. また、ガテでペリシテ人とイスラエル人とが戦った時、両手足が六本指の大男が、イスラエルを嘲ったことがありました。 するとその男を、ダビデの甥にあたる、ダビデの兄弟シムアの息子ヨナタンが倒しました。