1. その後、ダビデは神様に、「ユダに戻るべきでしょうか」と、うかがいを立てました。すると、「そうせよ」とのお答えです。「どの町へ行けばよろしいでしょうか。」「ヘブロンへ。」
4. すると、ユダの指導者たちが集まって、ダビデをユダの王にしました。ダビデは、ヤベシュ・ギルアデの人々がサウル王を葬ったと聞いて、
5. さっそく使者を立てました。 「主君に忠誠を尽くし、丁重に葬ってくれたあなたがたに、神様の豊かな祝福があるように。
6. どうか、神様が真実をもって報いてくださり、その恵みと愛を表わしてくださるように! 私からも礼を言おう。 感謝のしるしに、できるだけのことをしよう。
7. そこでお願いだが、サウル王亡き今、私のもとで、忠実でりっぱな兵士として励んでくれまいか。 私を王に立ててくれたユダ部族のようであってほしいのだ。」
8. さて、サウルの最高司令官であったアブネルは、サウルの息子イシュ・ボシェテを王位につかせようと、マハナイムに移り住んでいました。
9. その支配は、ギルアデ、アシュル、イズレエルをはじめ、エフライムやベニヤミンの部族、その他の全イスラエルに及んでいました。
10-11. イシュ・ボシェテは四十歳で王位につき、二年間、マハナイムで治めました。 一方ダビデは、ユダの王として、七年半にわたり、ヘブロンで君臨していたのです。
12. ある日、アブネル将軍は、イシュ・ボシェテの軍隊の一部を率いて、マハナイムからギブオンに向かっていました。
13. 一方、ツェルヤの息子、ヨアブ将軍も、ダビデの一隊を率いてギブオンに出向きました。 両者はギブオンの池のほとりで出会い、池をはさんで向かい合ったのです。