サムエル記下 19:2-6 リビングバイブル (JLB)

2. 王が息子のために嘆き悲しんでいると知って、その日の勝利の喜びはどこへやら、深い悲しみに包まれてしまいました。 

3. 全軍は、まるで負け戦のように、すごすごと町へ引き揚げました。

4.  王は手で顔をおおい、「ああ、アブシャロム! ああ、アブシャロム、せがれや、せがれや!」と泣き叫んでいます。

5.  ヨアブは王の部屋を訪ね、こう申し上げました。 「私どもは、きょう、陛下のおいのちをはじめ、王子様や王女様、奥方様や側室方のおいのちをお救い申し上げました。 それなのに、陛下は嘆き悲しんでおられるばかりで、まるで私どもが悪いことでもしたかのようです。 全く恥をかかされましたよ。 

6. 陛下は、ご自分を憎む者を愛し、ご自分を愛する者を憎んでおられるようですな。 私どもなどは、どうなってもよろしいんでしょう。 はっきりわかりました。 もしアブシャロム様が生き残り、私どもがみな死にましたら、さぞかし満足なさったことでしょう。 

24-25. ところで、サウルの孫メフィボシェテが、王を迎えようとエルサレムからやって来ました。 彼は王がエルサレムを逃れた日以来、足も着物も洗わず、ひげもそらずに過ごしていたのです。王は、「メフィボシェテ、どうしていっしょに来てくれなかったのだ」と尋ねました。

31-32. 王とその軍隊がマハナイムに寄留していた時、一行の面倒を見てくれたバルジライが、ヨルダン川を渡る王の案内を務めようと、ログリムからやって来ました。 かれこれ八十歳になろうという老人でしたが、非常に裕福に暮らしていました。

サムエル記下 19