1. 王がアブシャロムのために悲嘆にくれている、という情報が、やがてヨアブのもとにも届きました。
2. 王が息子のために嘆き悲しんでいると知って、その日の勝利の喜びはどこへやら、深い悲しみに包まれてしまいました。
3. 全軍は、まるで負け戦のように、すごすごと町へ引き揚げました。
4. 王は手で顔をおおい、「ああ、アブシャロム! ああ、アブシャロム、せがれや、せがれや!」と泣き叫んでいます。
11-12. そこでダビデは、祭司のツァドクとエブヤタルを使いに出し、ユダの長老たちにこう伝えさせました。 「どうして、王の復位を最後までためらうのか。 国民はすっかりその気でいるぞ。 ぐずぐずしているのは君たちだけだ。 もともと、君たちはわしの兄弟、同族、まさに骨肉そのものではないか!」
24-25. ところで、サウルの孫メフィボシェテが、王を迎えようとエルサレムからやって来ました。 彼は王がエルサレムを逃れた日以来、足も着物も洗わず、ひげもそらずに過ごしていたのです。王は、「メフィボシェテ、どうしていっしょに来てくれなかったのだ」と尋ねました。
31-32. 王とその軍隊がマハナイムに寄留していた時、一行の面倒を見てくれたバルジライが、ヨルダン川を渡る王の案内を務めようと、ログリムからやって来ました。 かれこれ八十歳になろうという老人でしたが、非常に裕福に暮らしていました。