サムエル記下 11:11-17 リビングバイブル (JLB)

11.  「恐れながら陛下、神の箱も、総司令官も、その配下の方々も、みな戦場で野宿しておられます。 それなのに、どうして私だけが家に帰って飲み食いし、妻と寝たりできましょう。 誓って申し上げます。 そんな罪深いことをいたす気は、毛頭ございません。」

12.  「よかろう。 では今夜も、ここにとどまるがよい。 あすは軍務に戻ってもらうから。」こうして、ウリヤは宮殿から離れませんでした。 

13. ダビデは彼を食事に招き、酒をすすめて酔わせました。 しかし何としても、彼は自宅に帰ろうとはせず、その夜もまた、宮殿の門のわきで寝たのです。

14.  翌朝、ついにダビデはヨアブあてに手紙をしたため、それをウリヤに持たせました。 

15. その書面で、ウリヤを激戦地の最前線に送り、彼だけ残して引き揚げ、戦死させるように、と指示したのです。 

16. ヨアブはウリヤを、包囲中の町の最前線に送り込みました。 町を守っているのは、敵の中でもえり抜きの兵ぞろいだと知っていたからです。

17. 案の定、ウリヤは数人のイスラエル兵士とともに戦死しました。

サムエル記下 11