サムエル記下 10:6-19 リビングバイブル (JLB)

6.  アモンの人々は、このことがダビデを激怒させたことを知るや、レホブとツォバの地からシリヤの歩兵二万、マアカ王から兵士一千、トブの地から兵士一万二千を、それぞれ雇い入れました。 

9. これでは、ふた手に分かれて戦わざるをえません。 ヨアブは特に精兵をよりすぐって、自らの配下に置き、野に出てシリヤ人と戦う備えを固めました。 

10. 残りの手勢は兄弟アビシャイの指揮に任せて、町の攻撃へと向かわせたのです。

11.  ヨアブはアビシャイに指示しました。 「もしシリヤ人を向こうに回して、わしらだけで戦えないようなら、助けに来てくれ。 反対に、アモン人がおまえらの手に負えないようなら、こちらが加勢しよう。 

12. 勇気を出せ! われわれの肩には同胞のいのちと、神様の町々の安全がかかっている。 がんばるんだ。 必ず神様のおこころのとおりになるのだからな!」

13.  ヨアブの隊が攻撃をしかけると、シリヤ軍はくずれ始めました。

14. 彼らが敗走するのを見て、アモン人も逃げ出し、町にこもってしまいました。 それで、ヨアブは攻撃を中止し、エルサレムへ引き揚げました。 

17.  ダビデはこの報告を受けると、自らイスラエル軍を率いて、ヘラムに向かいました。 しかし、攻撃をしかけて来たシリヤ軍は、 

18. 再び敗走のうき目を見たのです。 この戦いで、シリヤ軍は戦車兵七百と騎兵四万を失い、将軍ショバクも戦死しました。 

19. ハダデエゼルの連合軍は、シリヤ軍の敗北を見て、ダビデに降伏し、その臣下となりました。 これにこりたシリヤ人は、二度とアモン人を助けようとはしませんでした。

サムエル記下 10