サムエル記下 10:1-5 リビングバイブル (JLB)

1.  しばらくして、アモン人の王が死に、王子ハヌンが王位につきました。

2.  ダビデは、「彼の父ナハシュには、常々、誠意と親切を尽くしてもらった。 わしも新しい王に敬意を表わそう」と、父親を亡くしたハヌンに悔やみを述べるため、使者を遣わしたのです。

3.  ところが、ハヌンの家来たちは、主君にこう取り次ぎました。「この使いの者どもは、亡きお父君を敬って、ここに来たのではございません。 ダビデの魂胆は見えすいております。 この町を攻める手始めに、まずスパイを送り込んだのです。」

4.  そこでハヌンは、使者を取り抑え、ひげを半分そり落とし、服を腰のあたりから切り取り、下半身を裸のままで追い返したのです。

5. それを知ったダビデは、ひげが伸びそろうまでエリコにとどまるよう、一行に命じました。 ひげをそり落とされたことを、彼らが深く恥じていたからです。

15-16. シリヤ人は、このままではとてもイスラエル軍に手が出せないと知り、再び兵力の結集を計りました。 そしてハダデエゼルは、ユーフラテス川の向こうから呼び集めたシリヤ人を、味方に引き入れたのです。 この大軍は、ハダデエゼル軍の総司令官ショバクに率いられて、ヘラムに着きました。

サムエル記下 10