サムエル記下 1:6-12 リビングバイブル (JLB)

6.  「私はギルボア山におりましたが、槍にすがってようやく立っている王様めがけて、敵の戦車が突き進むのを見たのです。 

7. 王様は私を見るなり、こっちへ来いと叫ばれました。 急いでおそばに駆け寄りますと、

8.  『おまえはだれか』とお尋ねになります。『アマレク人でございます』とお答えしましたところ、

9.  『さあ、わしを殺せ。 この苦しみから救ってくれ。 虫の息で生き長らえるなんて、まっぴらだ』とおっしゃるのです。

10.  そこで私は、もう時間の問題だ、と察したものですから、あの方を殺しました。 あの方の王冠と腕輪の一つを持ってまいりました。」

11.  この知らせを聞いて、ダビデと家来たちは悲しみのあまり、めいめい衣服を引き裂きました。 

12. 彼らは、死んだサウル王とその子ヨナタン、それに、神様の国民と、その日いのちを落としたイスラエル人のために喪に服し、泣きながら、まる一日断食したのです。

サムエル記下 1