11. ミツパからベテ・カルまで追い打ちをかけ、道々、完全に敵を滅ぼしました。
12. この時サムエルは、一つの石をミツパとシェンの間にすえ、エベン・エゼルと名づけました。 「助けの石」という意味です。 彼が、「まさしくここまで、神様がお助けくださった」と宣言したからです。
13. こうしてペリシテ人は制圧され、二度とイスラエルを襲撃したりしませんでした。 サムエルが生きている間、神様がペリシテ人を見張っておられたからです。
14. ペリシテ人の占領下にあった、エクロンからガテに至るイスラエルの町々は、晴れてイスラエルに返還されました。 イスラエル軍が奪い返したのです。 ところで、当時、イスラエル人とエモリ人とは友好関係にありました。
15. サムエルは生涯、イスラエルをさばきました。
16. 年ごとに巡回法廷を開き、最初はベテルに、次はギルガルに、その次はミツパにというように回ったのです。 どの町ででも、そのあたりの地域から、係争中の問題がサムエルのもとに持ち込まれました。
17. それからサムエルは、生家のあるラマへ戻り、そこでも種々の訴えを聞きました。またラマに、神様のために祭壇を築きました。