1. 当時、イスラエルはペリシテ人と戦っていました。 イスラエル軍はエベン・エゼルの近くに陣を敷き、ペリシテ軍はアフェクまで進出していました。
2. ペリシテ軍はイスラエル軍を撃破し、約四千人を殺しました。
3. 戦いが終わって、陣営に戻ったイスラエル軍では、さっそく指導者たちが、なぜ神様がイスラエルを痛めつけるに至ったかを、論じ合いました。「神の箱を、シロから運んで来ようじゃないか。 それをかついで出陣すれば、神様が共にいて、必ず敵の手からお守りくださるだろう。」
4. 話がまとまると、ケルビム(天使を象徴する像)の上に座しておられる、天地の主なる神様の契約の箱を、迎えにやらせました。 エリの息子ホフニとピネハスも、戦場までついて来ました。
5. 神の箱が着いた時、イスラエル軍からは思わず大歓声があがり、その響きは地をも揺るがさんばかりでした。
21-22. しばらくして、力なくつぶやきました。 「名前は『イ・カボデ』よ。 イスラエルから栄光が去ったから。」 イ・カボデは「栄光が去る」という意味です。神の箱を奪われ、夫としゅうととを亡くしたので、彼女はそう名づけたのです。