2. 女や子供をみな連れ去ったあとだったのです。
3. 一行は、町の焼け跡を見て、家族の身に起こったことを知り、
4. 声がかれ果てるまで大声で泣きました。
5. ダビデの二人の妻、アヒノアムとアビガイルも連れ去られました。
6. ダビデの悩みも一方ではありません。 もっと悪いことに、子供たちの身を案じて悲しむあまり、ダビデを殺そうとする動きさえ出始めたのです。 しかし、ダビデは神様から力づけられました。
7. ダビデは、祭司エブヤタルにエポデを持って来させました。
8. 神様にうかがいを立てようというのです。 「やつらを追うべきでしょうか。 追いつけましょうか。」神様はお答えになりました。 「よし、追いかけよ。 奪われたもの全部を取り返すのだ。」
18-19. アマレク人に奪われたものは残らず取り戻しました。だれもかれも家族を救い出し、持ち物をぜんぶ取り返したのです。もちろん、ダビデの二人の妻も救い出されました。
20. 一隊は羊や牛の群れを駆り集め、群れを先導して行きました。 皆はダビデに、「これは全部、あなた様のものでございます。 あなた様のご功績ですから」と言いました。
21. さて、二百人が極度の疲労のため前進を断念した、例のベソル川まで来ると、ダビデは喜んでその人々の歓迎にこたえました。
22. ところが、家来の中には意地の悪い者もいて、口々にこう言い始めたのです。 「連中はいっしょに行かなかったのだから、戦利品の分け前をやることはない。 妻子だけ返してやって、帰らせよう。」
23. しかし、ダビデはさとしました。 「おまえたち、それはいけない。 神様が守り助けてくださったおかげで、敵を打ち破れたんじゃないか。