サムエル記上 3:7-19 リビングバイブル (JLB)

7.  サムエルは今まで、神様からおことばをいただいたことがなかったのです。 

8. ですから、三度目に呼ばれた時も、またエリのもとへ駆けつけたのです。「はい。 ご用でしょうか。」この時、エリには、少年にお語りになったのは神様だとひらめいたのです。 

9. そこで、こう言い聞かせました。 「さあ、もう一度お休み。 今度呼ばれたら、『はい、神様。 私は聞いております』と申し上げるのだよ。」 サムエルは寝床に引き返しました。

10.  すると、神様が来て、さっきのように、「サムエル! サムエル!」とお呼びになりました。そこでサムエルは、「はい。 聞いております」と申し上げたのです。

11.  神様はサムエルに告げました。 「わたしは、イスラエルに衝撃を与えるつもりだ。 

12. エリに警告しておいた恐ろしいことが、ぜんぶ現実となるだろう。 

13. エリの一族は永遠にさばかれる、と警告しておいたはずだ。 息子どもの神を冒涜する行為を、エリは手をこまぬいて見ていたからだ。 

14. わたしは誓う。 エリと息子の罪は、いけにえやささげ物をいくら積もうと、決して赦されはしない。」

15.  サムエルは朝まで床につき、それから、いつものように宮のとびらを開けました。 サムエルは、神様のお告げをエリに話したものか、ためらい恐れました。 

18.  サムエルは、神様から告げられたとおりを洗いざらい打ち明けました。「神様のみこころじゃよ。 どうか、神様が最善と思われることがなるように」と、エリは答えました。

19.  サムエルは成長し、神様が常に彼とともにおられました。 人々は、サムエルのことばに真剣に耳を傾けました。 

サムエル記上 3