サムエル記上 25:35-44 リビングバイブル (JLB)

35.  ダビデはアビガイルの贈り物を受け取り、夫を殺したりしないから、安心して家へ帰るように言いました。 

36. アビガイルが帰宅すると、ナバルはどんちゃん騒ぎの真っ最中でした。 ぐでんぐでんに酔っていたので、翌朝まで、ダビデに会ったことについては、ひと言も話しませんでした。 

37-38. 朝になって、酔いもさめたナバルにきのうのことを話すと、彼は卒倒し、十日間というもの意識不明のまま寝込み、ついに息絶えたのです。 神様がいのちを取り去ったからです。

39.  ナバルの死を知らされたダビデは、「神様はすばらしい。 私には手を下させず、ご自分で報復してくださった。 ナバルは当然の罰を受けたのだ」と言いました。ダビデは即刻、アビガイルに使者を遣わし、自分の妻になるように申し入れたのです。 

40. 使者がカルメルに着いて、その旨を伝えると、 

41. 彼女はためらうことなく申し出に応じました。 

42. さっそく仕たくを整えると、五人の侍女を従えて、ろばに乗り、使者について行きました。 こうして彼女は、ダビデの妻となったのです。

43.  ダビデは、イズレエル出身のアヒノアムをも妻にしていました。 

44. 一方サウル王は、ダビデの妻である娘ミカルを、ライシュの息子で、パルティというガリム出身の男と、むりやり結婚させていたのです。

サムエル記上 25