サムエル記上 24:14-22 リビングバイブル (JLB)

14. いったいイスラエルの王は、だれを捕まえるおつもりなのですか。 なぜ、息絶えた犬や一匹の蚤にすぎない者を追いかけ回して、時間をむだになさるのですか。 

15. どうか神様が、どちらが正しいかをさばき、罪を犯した者を罰してくださいますように。 神様が私を弁護してくださり、陛下の手から救い出してくださいますように。」

16.  「ああダビデよ。 ほんとにおまえはダビデなのか。」 王は声をあげて泣きだしました。 

17. 「おまえのほうが正しい。 わしの悪行に善をもって報いてくれた。 

18. そうだ。 きょう、おまえはなんと深い情けをかけてくれたことか。 神様がわしをおまえの手に渡されたのに、助けてくれたのだ。 

19. 敵を手中に収めながら逃がしてくれる者が、この世にいるだろうか。 きょうのこの情けに、神様が十分報いてくださるように。 

20. これで、よくわかった。 おまえは必ず王になる人物だ。 イスラエルはおまえが治めるべきなのだ。 

21. さあ、神様にかけて誓ってくれ。 そうなっても、私の家族を殺さず、家系も絶やさんとな。」

22.  ダビデはそのとおり約束しました。 サウルは帰途につき、ダビデは手下を従えてほら穴に戻りました。

サムエル記上 24