サムエル記上 24:12-18 リビングバイブル (JLB)

12.  私どもの間のことは、神様がおさばきくださいましょう。 もし陛下が私を殺そうとなさるなら、神様の御手が御身に下ります。 私は決して、自ら陛下に手を下したりいたしません。 

13. 『悪は悪人のすること』という、ことわざがございます。 たとい陛下が悪いとしましても、私は手を下すようなまねはいたしません。 

14. いったいイスラエルの王は、だれを捕まえるおつもりなのですか。 なぜ、息絶えた犬や一匹の蚤にすぎない者を追いかけ回して、時間をむだになさるのですか。 

15. どうか神様が、どちらが正しいかをさばき、罪を犯した者を罰してくださいますように。 神様が私を弁護してくださり、陛下の手から救い出してくださいますように。」

16.  「ああダビデよ。 ほんとにおまえはダビデなのか。」 王は声をあげて泣きだしました。 

17. 「おまえのほうが正しい。 わしの悪行に善をもって報いてくれた。 

18. そうだ。 きょう、おまえはなんと深い情けをかけてくれたことか。 神様がわしをおまえの手に渡されたのに、助けてくれたのだ。 

サムエル記上 24