サムエル記上 23:24-25-29 リビングバイブル (JLB)

3.  ところが、配下の者は、「ユダにいてもこわいくらいですのに、とてもケイラまで行って、ペリシテ全軍を向こうに回す勇気などありません」と反対します。

4.  もう一度、神様にうかがいを立てたところ、再びお答えがありました。 「ケイラに行け。 わたしが助けてペリシテ人を征服させよう。」

5.  一行はケイラに急行し、ペリシテ人を殺して家畜を没収しました。こうして、ケイラの住民は救い出されたのです。 

6. 祭司エブヤタルもダビデとともにケイラへ行き、神様からお告げを受けるために、エポデを携えて行きました。 

7. まもなく、ケイラにダビデが現われたことは、サウル王の耳にも入りました。「チャンスだ! 今度こそ、ひっ捕らえてやるぞ。 神様がわしの手に、あいつを渡してくださったのだ。 城壁に囲まれた町の中に飛び込んでくれた、というわけだ。」

8.  王は全軍を率いてケイラに進軍し、ダビデとその一党を包囲しようとしました。 

9. 王の魂胆を見抜いていたダビデは、祭司エブヤタルにエポデを持って来させ、どうしたらよいか、神様にうかがわせました。

24-25. ジフの人々は帰途につきました。 一方ダビデは、サウル王がジフに向かっていると聞くと、手下を引き連れ、さらに南下して、マオンの荒野に難を避けました。 しかし王は、そこまでも追って来たのです。 

26. 王とダビデは、今や山を隔てて相対しました。 王とその一行が近づくと、ダビデはうまくそれを避けて退きました。 しかし、まもなくその必要もなくなったのです。 

27. ちょうどその時、ペリシテ人がまたもイスラエルに攻め入った、という知らせが届き、 

28. 王はダビデを追うのを断念して、ペリシテ人と戦うために引き返したからです。 このこと以来、ダビデが陣を敷いていた場所は「逃れの岩」と呼ばれるようになりました。 

29. ダビデは次に、エン・ゲディのほら穴に住みました。

サムエル記上 23