7. ある人々を貧しくし、また、ある人々を裕福になさいます。ある者を倒し、また、ある者を立ち上がらせてくださいます。
8. 貧しい者をちりの中から、そうです、灰の山から引き上げ、まるで王族のように取り扱い、栄光の座につかせてくださいます。この世はすべて神様のものなのですから。この世界を秩序立てたのは神様です。
9. 神様は信仰者を守ってくださいます。しかし、悪者は暗やみに葬り去られます。だれも自力でははい上がれません。
10. 神様に手向かう者は打ちのめされます。天からその人めがけて雷鳴がとどろくのです。神様は地上をくまなくさばき、ご自分が特別に選んだ王にずば抜けた力を授け、油注がれた者にすばらしい栄誉をお与えになるのです。」
11. エルカナとハンナは、サムエルを残してラマへ帰りました。 幼いサムエルは神様に仕える者となり、祭司エリを助けました。
12. ところで、エリの息子たちは、神様をないがしろにする、ならず者でした。
15. 時には、祭壇で脂肪を焼く儀式が行なわれないうちから、例の召使をやって、生の肉をよこせと言うことがありました。 焼き肉にして食べるためです。
16. いけにえをささげている人が、「いくらでもお取りになってけっこうです。 しかし、まず〔おきてどおり〕脂肪をすっかり焼いてしまわなければなりません」と答えると、使いの者はこう言い返すのでした。「いや、たった今ほしいんだ。 つべこべ言うなら、腕ずくでももらうぞ。」
17. こんなふうに、この若い連中は、神様の前に非常に大きな罪を犯したのです。 人々が神様にささげた物を踏みにじるようなまねをしたからです。
18. サムエルはまだほんの子供でしたが、いっぱしの祭司のように小さなリンネルの服を着て、神様に仕えていました。