13. そして、代わりに偶像を寝床に入れ、すっぽり毛布をかけました。 頭は山羊の毛で編んだものを枕にのせました。
14. そこへ、ダビデを捕らえて王のもとへ連行しようと、兵隊たちが踏み込んで来ました。 ミカルは、ダビデは病気で、ベッドから動かせないと告げたのですが、
15. 王は、ベッドごとでも連れて来るように命じました。 そのまま殺してしまうつもりだったのです。
16. しかし、運び出そうとした時、偶像であることがばれてしまいました。
17. サウルはミカルに質しました。 「なぜ、わしをだまして、やつを逃がしたのか。」「しようがありませんわ。 こうしなければ殺すと、あの人に脅されたんですもの。」
18. ダビデはラマまで逃げのび、サムエルに会って、サウル王の仕打ちを洗いざらい訴えました。 サムエルはダビデを連れてナヨテに行き、そこでいっしょに住むことにしました。
19. ところが、ダビデがラマのナヨテにいるという報告を受けると、
20. 王はダビデを捕らえようと、さっそく兵を差し向けました。 しかし、一行がナヨテに来て、預言をしていたサムエルはじめ預言者の一団を見た時、なんと神の御霊が彼らにも下り、預言を始めたのです。
21. この知らせに、王はほかの兵を遣わしましたが、その一行もまた、預言に加わったのです。 同じことが三度も起こりました。