1. さて、ナハシュがアモン人の軍隊を率いて、イスラエル人の町ヤベシュ・ギルアデに迫りました。 ヤベシュの人々は講和を求め、「どうか、お助けください。 あなたがたにお仕えしますから」とすがりました。
2. ナハシュの答えは情け容赦のないものでした。 「よーし、わかった。 ただし、一つ条件がある。 全イスラエルへのみせしめに、おまえたち一人一人の右目をえぐり取らせてもらおう。」
3. なんということでしょう。 ヤベシュの長老たちは困りました。「七日間の猶予を下さい。 その間に、だれも助けに来てくれる者が見あたらなければ、お申し出に従うまでです。」
4. 使者がサウルの住むギブアの町に駆けつけ、苦境を訴えると、だれもかれも声をあげて泣きだしました。