サムエル記上 10:7-21 リビングバイブル (JLB)

7. その時から、自分の思うとおり、その時その時の情況に応じて、いちばん良いと思われることをすればよろしい。 神様が導いてくださるからじゃ。 

8. それから、ギルガルへ行き、七日間、わしを待ちなされ。 完全に焼き尽くすいけにえと和解のいけにえをささげるために、わしもまいるでな。 今後なすべきことは、そのとき教えることにしよう。」

9.  サウルはサムエルのもとを辞して進んで行くうち、神様から新しい心を与えられました。 そしてサムエルの預言はすべて、その日のうちに現実となったのです。 

10. サウルと召使が神の丘に着くと、果たせるかな、預言者の一団が近づいて来るのに出会いました。 神の御霊がサウルに下ると、彼も預言を始めたのです。

11.  そのことを聞いたサウルの友人たちは、「どうしたんだ。 あのサウルが預言者だって?」とびっくりしました。 

12. 居合わせた近所の人も、「父親もあんなふうだったかい」とささやきました。 そういうわけで、「サウルも預言者なのか」ということばが、ことわざのようになったのです。

13.  サウルは預言を終えると、丘の祭壇へと登って行きました。

14.  おじが、「いったい、どこへ行っていたんだ」と聞きました。「ろばを捜し回ってたんですが、見つからないので、サムエル様のところへ、ろばの居場所をうかがいに行ったんです。」

15.  「おや、そうかい。 それで何と?」

16.  「ろばはもう見つかった、とおっしゃいました。」 ただし、自分が王として油を注がれたことは、黙っていました。

17.  さて、サムエルは全イスラエルをミツパに召集し、 

20.  サムエルは、神様の前に部族の指導者を整列させました。 聖なるくじで、まず、ベニヤミン部族が選ばれました。 

21. ベニヤミン部族を、氏族ごとに神様の前に出させたところ、マテリの氏族が選ばれました。 こうしてついに、キシュの子サウルを選び出したのです。ところが、どこを捜しても、サウルの姿は見あたりません。

サムエル記上 10