コリント人への第二の手紙 11:25-33 リビングバイブル (JLB)

25. それから、むちで打たれたことが三度、石で打たれたことが一度、難船したことが三度、一昼夜、海上を漂ったことが一度あります。 

26. 幾度も長い苦しい旅をし、川がはんらんしたり、強盗に襲われたり、同国人からも外国人からも迫害されたりして、何度も危険な目に会いました。 町々では暴徒に取り囲まれ、荒野や嵐の海でやっと命びろいしたこともあります。 クリスチャンだと自称しながら、実はそうでない人たちに苦しめられたこともあります。 

27. 疲れ果て、苦しみ、たびたび眠れない夜を過ごしました。 飢え渇き、食べ物もなく過ごしたことも、しょっちゅうです。 また服もなく、寒さに震えていたこともありました。

28. こんなことのほかに、絶えず、諸教会がどうなるかという心配をかかえています。 

29. 誤った道を進んでいる人を見て、悲しまないでいられるでしょうか。 倒れている人を見て、知らん顔ができるでしょうか。 精神的に痛手を受けている人を見て、傷つけた相手を激しく怒らずにいられるでしょうか。

30. しかし、もしどうしても誇る必要があるなら、私はむしろ、自分を弱く見せる事柄を誇ります。 

31. 主イエス・キリストの父なる神、永遠にほめたたえられる方は、私が真実を語っているのをご存じです。 

32. 一つ例をあげましょう。 ダマスコで、アレタ王の代官が、私をつかまえようと、町の門を厳重に見張っていました。 

33. しかし私は、町の城壁の穴から、綱のついたかごでつり降ろされ、逃げることができたのです。 これは、よく知られている出来事です。

コリント人への第二の手紙 11